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露、米国防総省にサイバー攻撃 シリア駐留情報狙う

 ロシア政府から指令を受けたハッカー集団が今年3月上旬、米国の国防総省や陸軍のシステムに情報を窃取するサイバー攻撃を相次いで仕掛けていたことが22日、分かった。攻撃の痕跡や標的などを分析した結果、ハッカー集団はサイバー攻撃で、シリアなどに駐留する米軍の機密情報を盗もうとしていた事実も判明。シリア情勢が緊迫化する中、ロシアが米軍の動向を探る諜報活動を行っていたとみられる。(板東和正)

 米情報セキュリティー大手や、内閣官房情報セキュリティ対策推進室(現・内閣サイバーセキュリティセンター)の元委員が立ち上げたサイバー攻撃を解析する民間の研究機関「情報安全保障研究所」(東京)が独自調査で確認。産経新聞の取材で明らかにした。

 調査によると、攻撃を仕掛けていたのは、ロシア軍情報機関「参謀本部情報総局」(GRU)の傘下にある「ファンシーベア」と呼ばれる露ハッカー集団。

 ファンシーベアは3月上旬に複数回、米国防総省や陸軍の幹部と職員らのパソコンにウイルスを仕込んだファイルを添付したメールを送信。ファイルを開封するとファンシーベア側に情報が流出する仕組みだった。標的になった対象のパソコンや攻撃の痕跡などを分析した結果、シリアやアフガニスタンに駐留する米軍の配置状況のほか、物資や燃料の補給などの情報を盗み出そうとしていたことも分かった。具体的被害の有無は明らかでない。

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