産経ニュース

【シリア情勢】トランプ大統領「やってくるから準備しろ」とロシアを挑発 地中海に艦船展開 英仏合同作戦か

ニュース 国際

記事詳細

更新

【シリア情勢】
トランプ大統領「やってくるから準備しろ」とロシアを挑発 地中海に艦船展開 英仏合同作戦か

10日、ニューヨークで開かれた国連安全保障理事会で、米国のシリア関連の決議案に拒否権を行使するロシアのネベンジャ国連大使(ゲッティ=共同) 10日、ニューヨークで開かれた国連安全保障理事会で、米国のシリア関連の決議案に拒否権を行使するロシアのネベンジャ国連大使(ゲッティ=共同)

 【ワシントン=加納宏幸、パリ=三井美奈】シリアの首都ダマスカス近郊東グータ地区での化学兵器使用疑惑で、トランプ米大統領がシリアへの対応を決断するとした期限に当たる11日昼(日本時間12日未明)が迫る中、トランプ氏は同日朝、ツイッターでシリアのアサド政権を支援するロシアを「シリアに向けた全てのミサイルを撃ち落とすと断言したが、(ミサイルが)やってくるから準備しろ、ロシア」と挑発した。

 米国は米海軍の駆逐艦2隻を地中海に展開させ、巡航ミサイルなどによるシリア攻撃を視野に準備を整えつつあるとみられる。

 フランスのマクロン大統領は10日、米英両国と対応を協議し、「数日以内に決定を発表するだろう」と述べ、週末以降の共同軍事攻撃の可能性を示唆した。

 パリを訪問したサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子との共同記者会見での発言。マクロン氏は「自国民への化学兵器使用はレッドライン(越えてはいけない一線)だ」と強調。皇太子は「(米仏などシリア空爆の)同盟国が求めるなら、われわれも存在を示す」と述べ、協力する意向を示した。

 一方、トランプ氏は13日から予定していた南米訪問を中止し、マティス国防長官も国内出張を取りやめてシリアへの対応を優先。トランプ氏は10日、英国のメイ首相との電話会談で化学兵器使用を「容認しない」との方針で一致し、カタールのタミム首長とも会談した。首長は記者団に「この問題はすぐに終わらせなければならない。戦争犯罪を許容しない」と述べた。

「ニュース」のランキング