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【英EU離脱】英世論は分断のまま メイ首相は対露強硬で求心力回復へ

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【英EU離脱】
英世論は分断のまま メイ首相は対露強硬で求心力回復へ

モスクワのロシア外務省に呼び出され、対抗措置の通告を受けたロシア駐在の英国大使=17日(タス=共同) モスクワのロシア外務省に呼び出され、対抗措置の通告を受けたロシア駐在の英国大使=17日(タス=共同)

 キャメロン前首相の辞任後、後任首相に就任した残留派のメイ氏は、残留派のハモンド氏を財務相に起用。一方で離脱派を主導したジョンソン氏を外相に抜擢するなど「挙党態勢」を取ったため、閣内の意見がまとまっていない。離脱交渉での指導力を確保しようと昨年6月に総選挙を行ったが、労働党が若年層に支持を広げて保守党は過半数割れとなり、かろうじて少数政党との閣外協力で政権を維持したが、メイ氏の求心力は大きく低下。閣内不一致に拍車がかかった。

 党内では、EUの影響力を排除する強硬派と、EUとの通商関係継続を求める穏健派との綱引きが続いており、離脱交渉の行方によってはメイ氏を辞任に追い込み、党首選による首相交代を訴える動きもある。

 メイ氏がロシア元スパイ襲撃事件で露外交官23人を一斉追放したのも、ロシアに弱腰姿勢を見せれば求心力がさらに低下して政権運営に支障を来しかねないからだ。再び首相が代わることになれば、離脱方針も変更を余儀なくされるだけに、不安定な英国の内政状況もEU側との離脱交渉の行方を左右する要素となりそうだ。

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