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【群馬「正論」懇話会】拉致問題「前兆見逃しは日本社会の責任」 元産経記者の阿部雅美氏講演

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【群馬「正論」懇話会】
拉致問題「前兆見逃しは日本社会の責任」 元産経記者の阿部雅美氏講演

40年間の拉致の取材について講演する阿部雅美氏=26日、前橋市日吉町の前橋商工会議所会館(橋爪一彦撮影) 40年間の拉致の取材について講演する阿部雅美氏=26日、前橋市日吉町の前橋商工会議所会館(橋爪一彦撮影)

 群馬「正論」懇話会の第48回講演会が26日、前橋市の前橋商工会議所会館で開かれ、元産経新聞社会部記者の阿部雅美氏が「拉致取材40年 追い続けた真実」と題して講演した=写真。

 阿部氏は、産経新聞が拉致問題を初めて報じた昭和55年から横田めぐみさんの拉致が明らかになった平成9年まで、国民が拉致を認識した時期に20年近い開きがあったことを「この事件の最大の特徴」と指摘。昭和63年、参院予算委員会で国家公安委員長がアベック失跡事件を「北による拉致の疑いが十分濃厚」と答弁したこともほとんど報じられず、めぐみさんの拉致が判明しても「世論は形成されなかった」とした。

 国民が問題として認識するまでの遅れの原因は「政治の不作為とメディアの不報にある」とし、「拉致には前兆があった。それを見逃したのは日本社会の責任だ」と語った。

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