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【中国全人代】国家監察委は習指導部の「別動隊」 異論封殺へ社会に睨み 太子党もターゲット

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【中国全人代】
国家監察委は習指導部の「別動隊」 異論封殺へ社会に睨み 太子党もターゲット

18日、北京の人民大会堂で開催中の中国全人代で、国家監察委員会主任に選出された楊暁渡氏(左から2人目)。習近平国家主席(中央)や李克強首相(右)の背後を通り宣誓に向かう(AP) 18日、北京の人民大会堂で開催中の中国全人代で、国家監察委員会主任に選出された楊暁渡氏(左から2人目)。習近平国家主席(中央)や李克強首相(右)の背後を通り宣誓に向かう(AP)

 【北京=西見由章】中国が新設する「国家監察委員会」の初代トップに決まった楊暁渡・共産党中央規律検査委員会副書記は、反腐敗闘争を主導してきた習近平国家主席と王岐山国家副主席がともに信頼を置く子飼いの部下だ。国家監察委は党の指導を受けることが関連法で明記される一方、中国社会の幅広い層を監督する権限が与えられ、習指導部の強権路線を支える“別動隊”となりそうだ。

 楊氏は習氏が上海市トップの党委書記を務めた2007年、党委常務委員として直接仕えた。上海出身だが江沢民指導部時代の1990年代はチベット自治区でキャリアを積み、江グループの上海閥とは距離を置いていた。習指導部1期の2014年に中央へ引き上げられ、党中央規律検査委員会書記だった王氏の部下として、周永康・元政治局常務委員ら上海閥の党高官摘発に尽力した。

 20日に全国人民代表大会で採択される見通しの監察法案は、第2条で「中国共産党による国家監察への指導を堅持する」と明記している。楊氏は党規律検査委の上司である趙楽際書記や党総書記の習氏の意向に沿って汚職摘発を進めることになる。

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