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ゲーム機「Xbox」利用の米原子力潜水艦が就役 潜望鏡の操作「使いやすい」
米海軍の攻撃型原子力潜水艦「コロラド」が17日、就役した。バージニア級の15番艦で、コスト削減の一環として操縦かんに代わって家庭用ゲーム機のコントローラーを攻撃型潜水艦として初めて採用した。
スペンサー海軍長官は「驚異的な技術革新の成果」と強調、民間企業との連携により戦闘能力が向上する好例と評価している。
バージニア級は高解像度のカメラを備えた潜望鏡を搭載。その操作には操縦かんを使っていたが、コロラドは米マイクロソフトのゲーム機「Xbox」のコントローラーを導入した。
米海軍は、市販の民生品を利用することでコスト削減を図れるだけでなく、訓練も容易になると説明。ゲーム機の操作に慣れた若い乗組員らに使いやすいと評判のようだ。既存のバージニア級にも順次搭載される見通し。
バージニア級は、多くが米国の州名にちなんで名付けられている。(共同)