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【中国全人代】「習王体制」発足 陰のナンバー2再登板で強まる「人治」 党支配体制不安定化も

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【中国全人代】
「習王体制」発足 陰のナンバー2再登板で強まる「人治」 党支配体制不安定化も

17日、北京の人民大会堂で、国家副主席に選出された王岐山氏(左)と握手する習近平国家主席(ロイター) 17日、北京の人民大会堂で、国家副主席に選出された王岐山氏(左)と握手する習近平国家主席(ロイター)

 【北京=三塚聖平、西見由章】中国の習近平国家主席の盟友、王岐山前共産党中央規律検査委員会書記が事実上のナンバー2として国家副主席に選出され、「習王体制」が発足した。しかし昨年の党大会で党役職を退任した王氏の再登板によって「人治」の側面が強まり、党の統治システムの不安定化を招きかねない危険もはらむ。

 「賛成2969票、反対1票」

 折しも北京では今冬初めてとなる雪が降った17日午前、全国人民代表大会(全人代=国会)が開かれていた人民大会堂の空気が一瞬変わった。国家主席、国家中央軍事委員会主席、全人代常務委員長を選出する投票結果で反対ゼロが続く中、電光掲示板に映し出された王氏の投票結果に「反対票」があったためだ。

 しかし王氏本人はひな壇中央の習氏に歩み寄り、両者は満面の笑みで握手を交わした。王氏はすぐに自席へと戻ったが、全人代常務委員長に選ばれた栗戦書氏が李克強首相らとも握手したのとは対照的で、2人の実力者による「習王体制」の始まりを印象づけた。

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