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【ロヒンギャ問題】「ジェノサイドの特徴示す」 ロヒンギャ迫害の国際調査団、国連人権理事会で報告 国際法違反訴え

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【ロヒンギャ問題】
「ジェノサイドの特徴示す」 ロヒンギャ迫害の国際調査団、国連人権理事会で報告 国際法違反訴え

インタビューに応じる、ロヒンギャ迫害に関する国際調査団のダルスマン団長=12日、ジュネーブ(共同) インタビューに応じる、ロヒンギャ迫害に関する国際調査団のダルスマン団長=12日、ジュネーブ(共同)

 【パリ=三井美奈】ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャ問題をめぐる国際調査団のダルスマン団長は12日、ジュネーブの国連人権理事会で報告を行い、ミャンマー治安部隊の迫害で「人権の著しい欠如は明らか」だと述べ、国際法違反に当たるとの見方を示した。

 調査団はロヒンギャ難民ら600人以上に聞き取り調査を行った。ダルスマン氏は、衛星写真などの証拠を基に、治安部隊はロヒンギャ居住地を焼き打ちし、避難民の帰還を阻んでいると指摘した。

 また、「少女や若い女性に対する性暴力の横行を示す確かな情報がある」とし、女性が治安部隊のキャンプに監禁され性的暴行を受けていると主張。子供についても「おので切りつけられた痕、やけどや銃による傷がみられる」と述べ、迫害が深刻化しているとした。

 ミャンマー人権問題の国連特別報告者の李(イ)亮喜(ヤンヒ)氏は、ロヒンギャに対する残虐行為は「ジェノサイド(集団殺害)の特徴を示している」と主張。ミャンマー政府は迫害を止めず、責任を負うとした。ミャンマーのティン・リン国連大使は、「政府は犯罪を許さず、証拠があれば対応をとる」と反論した。

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