産経ニュース

中国映画「すごいぞ、わが国」がヒット 習近平主席が随所に登場 “権威付け”に一役?

ニュース 国際

記事詳細

更新


中国映画「すごいぞ、わが国」がヒット 習近平主席が随所に登場 “権威付け”に一役?

中国の都市開発など急進展を“自賛”したドキュメンタリー映画「すごいぞ、わが国」を上映する上海市内の映画館=12日(河崎真澄撮影) 中国の都市開発など急進展を“自賛”したドキュメンタリー映画「すごいぞ、わが国」を上映する上海市内の映画館=12日(河崎真澄撮影)

 中国で航空宇宙や都市開発など社会の発展ぶりを誇示したドキュメンタリー映画「すごいぞ、わが国」(中国語のタイトルは●=がんだれに「萬」=害了、我的國)が大ヒット中だ。

 中国中央テレビ(CCTV)などが製作した。習近平国家主席の演説や現場視察の映像が随所に挿入されており、さながら“習氏礼賛映画”だ。

 それでも、3月2日の封切りから13日までに約2億4千万元(約40億円)を売り上げて、3月の中国全土の映画興行成績で4位につけている。

 しかも約1億7千万元を売り上げた昨年のヒット作で“慰安婦”問題がテーマの「二十二」を超え、中国製作ドキュメンタリー映画で過去最高を記録した。

 上海市内の映画館で鑑賞し終えた30代女性は「職場の指示で来た。中国の発展は素晴らしく、自分が中国人であることを誇りに思う」と話した。平日の鑑賞客の多くは、政府や国有企業などによる組織的な「動員組」の可能性が高い。

 上映タイミングは、北京で開幕中の全国人民代表大会(全人代=国会)に合わせたとみられ、習氏の“権威付け”に一役買った。だが、ネット上では「自画自賛もいいが、輸出しても誰も見ない映画だ」などと批判的なコメントもある。

(上海 河崎真澄)

関連ニュース

「ニュース」のランキング