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強まる中国側の影響力…香港議会補選で親中派2人当選、民主派が拒否権失う

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強まる中国側の影響力…香港議会補選で親中派2人当選、民主派が拒否権失う

香港立法会補欠選挙の開票結果を受け、記者会見する民主派の候補者ら=12日、香港(AP) 香港立法会補欠選挙の開票結果を受け、記者会見する民主派の候補者ら=12日、香港(AP)

 【上海=河崎真澄】香港で11日に投票された香港立法会(議会)補欠選挙が12日、開票された。民主派が押さえていた4議席が補選の対象だったが、このうち2議席を親中派が獲得。香港公共放送RTHK(電子版)は、定数70の議会で民主派勢力が、重要法案で事実上の拒否権を握る3分の1を割り込む見通しだと伝えた。中国側の影響力が一段と強まることになる。

 2016年9月の議会選で当選した民主派議員ら6人が、就任宣誓を規定通り行わなかったとして、中国の介入で議員資格が剥奪されていた。このうち4人の司法判断が確定し、今回の補選となった。残る2人は最高裁に上訴中。2議席はなお空席となっている。

 香港議会は、職能別の業界団体による間接選出枠35と、有権者の投票による直接選出枠35で構成。今回の補選は直接枠3議席と間接枠1議席に、計15人が立候補した。民主派は直接枠で区議の区諾軒氏(30)ら2人が当選した。投票率は全体で43%と、前回の議会選の58%を下回った。空席2は直接枠で残されている。

 補選では、14年の大規模民主化デモ「雨傘運動」を主導した学生団体の周庭さん(21)らに対し、選挙管理当局が「香港は中国の不可分の領土」と定めた香港基本法(憲法に相当)に反する主張をしたとして出馬を拒否。この影響で「若者の投票意欲がそがれた」(香港紙記者)とみられる。

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