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【河崎真澄の視線】「アジア人」としての連帯感 若者はすでに動き始めている

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【河崎真澄の視線】
「アジア人」としての連帯感 若者はすでに動き始めている

 WAAの代表世話人を務める東京工業大の田辺孝二名誉教授は、「学生には国家の枠組みにとらわれず、日本の常識を疑い、自分で(アジアの姿に)気付けと話している」という。拓殖大の潜道文子商学部長とともに、1996年4月から月1回の交流を重ねてきた。田辺氏はシンガポールやベトナムなど、アジア各地での研修もひんぱんに行っている。

 田辺氏は90年代の前半、シンガポールでの勤務経験がある。「エレクトロニクスなど日本製品が世界の主流だった。だが東南アジアの中心、シンガポールでも日本人ビジネスマンは日本人としか付き合おうとせず、日本の枠を超えられない人が多い」と疑問を抱いた。田辺氏はその後、「より大きなアジアのスケールで考えるアジア人になろう」と周囲に呼びかけ、WAAを発足させたという。

 WAAには学生から社会人まで500人近くが登録され、そのうち20%前後が中国や韓国、タイなどアジア出身者で占められる。かつて日本留学時にWAAに参加し、帰国後に経営者や弁護士などとして活躍している人も少なくない。

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