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【中国全人代】“人民の主席”狙う習近平氏 カリスマ不足を演出で補う

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【中国全人代】
“人民の主席”狙う習近平氏 カリスマ不足を演出で補う

 【北京=藤本欣也】中国共産党は国家主席の任期撤廃により、鄧小平の遺産である政権交代のプロセスを事実上放棄、習近平政権は長期化する見通しとなった。習国家主席は自らの政治理念も憲法に明記され、毛沢東に肩を並べた。ただカリスマ不足は否めず、政権側は国民の圧倒的支持を集める習氏のイメージを演出し、“人民の主席”を目指すことになりそうだ。

 中国で公開中のドキュメンタリー映画がある。習政権1期目の5年間の実績をまとめた「すごいぞ、わが国」。連日、官製メディアが盛況ぶりを伝え、国民の政権支持を強調している。

 習氏は着々と長期政権に向けて布石を打ってきた。昨年10月の党大会では、慣例を無視して後継候補を最高指導部、政治局常務委員会入りさせなかった。

 毛沢東の個人独裁が文化大革命の大混乱を招いたとの反省から、トウ小平が整備したのが集団指導体制である。(1)政治局常務委員(現7人)による合議制(2)国家主席の3選禁止(3)後継候補を最高指導部入りさせて政権交代をスムーズに行うこと-がその柱だ。

 しかし習氏は党大会と全人代を通じて(2)と(3)を事実上破棄。自らに権力を集中させることで(1)も有名無実化している。習氏はなぜ長期独裁政権を目指すのか。

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