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【北朝鮮情勢】「被害者全員救出の好機生かして」拉致家族、米朝首脳会談に期待と不安が交錯

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【北朝鮮情勢】
「被害者全員救出の好機生かして」拉致家族、米朝首脳会談に期待と不安が交錯

拉致問題を考える集会で話す飯塚繁雄さん=1月13日午後、埼玉県川口市 拉致問題を考える集会で話す飯塚繁雄さん=1月13日午後、埼玉県川口市

 米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が5月まで会談する見通しとなったことを受けて、拉致被害者家族には期待と不安が交錯した。

 「被害者を全員救出するという具体的な成果につなげる好機だ」。拉致被害者家族会代表で、田口八重子さん(62)=拉致当時(22)=の兄、飯塚繁雄さん(79)は解決へ強い期待感をにじませた。

 家族会のメンバーは昨年11月、来日したトランプ氏と面会。トランプ氏は「拉致はとんでもない行為。安倍(晋三)首相と力を合わせ、母国に戻れるように尽力したい」と話した。飯塚さんは「日米の緊密な連携のもと北朝鮮に対峙し、徹底的な解決を求めてほしい」と語気を強めた。

 横田めぐみさん(53)=同(13)=の母、早紀江さん(82)は「先行きは見えないが良い結果を祈るばかりだ。日本国としても全力で向き合い、必ず、拉致被害者全員を救ってほしい」と力を込めた。

 平成18年、北朝鮮をテロ支援国家に指定し制裁を強めていた米国のジョージ・W・ブッシュ大統領は訪米した早紀江さんと面会。解決への尽力を約束した。だが、核開発問題で譲歩した北朝鮮に対し、米国は指定を解除。拉致は置き去りにされる形になった。

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