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【中国全人代】習近平思想礼賛が過熱 地方トップは「総書記が一切の活動を統率」と強調

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【中国全人代】
習近平思想礼賛が過熱 地方トップは「総書記が一切の活動を統率」と強調

中国全人代に臨む習近平国家主席=5日、北京の人民大会堂(共同) 中国全人代に臨む習近平国家主席=5日、北京の人民大会堂(共同)

 【北京=西見由章】北京で開会中の全国人民代表大会(全人代=国会)に、習近平国家主席(党総書記)が抜擢(ばってき)した地方トップらが国内外のメディアの前に相次いで登場した。会期中に憲法改正で盛り込まれる「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」について、国政や地方行政のあらゆる問題を解決する“金科玉条”として礼賛する姿が目立っている。

 「総書記の思想は、われわれ広東の一切の活動を統率する」。約1億1千万人の人口を抱える広東省の代表団会議が6日、北京のホテルで開かれた。省トップの李希・党委書記は、習氏が「広東人民への情愛」に満ち、広東を非常に重視していると強調。習氏の思想を実現するために「全省を挙げて大規模学習を展開し、深い調査研究を行う」と誓った。20分余りの発言の中で、肩書だけの呼称も含めて習氏に言及したのは計23回に上った。

 約5カ月前に開かれた党大会の広東省代表団による公開会議で、習氏の後継候補と目されていた前省トップの胡春華氏が、一度も習氏の名前やその思想に触れなかったのとは対照的だ。

 李氏は党大会で政治局員(25人)に昇格し、遼寧省から格が上の広東省トップに転じた。2007年に陝西省延安市トップの党委書記に就任し、文革時に同市内の貧村に下放された経験を持つ習近平氏と関係を深め出世の機会をつかんだ。

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