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【ロヒンギャ問題】遠い帰還、緊張続くミャンマー西部 バングラ側と非難の応酬

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【ロヒンギャ問題】
遠い帰還、緊張続くミャンマー西部 バングラ側と非難の応酬

2月上旬、バングラデシュ南東部コックスバザールの難民キャンプ付近に集まるロヒンギャ(ロイター) 2月上旬、バングラデシュ南東部コックスバザールの難民キャンプ付近に集まるロヒンギャ(ロイター)

 隣国バングラデシュに流出した、70万人近くのイスラム教徒少数民族ロヒンギャのミャンマー帰還は、流出原因となったミャンマー治安当局とロヒンギャ武装組織の衝突から半年以上たつものの、一向に実現しない。現地の治安も回復しない中、両国は責任のなすり付け合いを続けている。

 「今年1月23日から帰還を実施する予定で、受け入れ準備は整っているが、まだ1人も戻っていない」

 ミャンマー西部ラカイン州のニー・ピュー首相は5日、州都のシットウェで産経新聞など一部メディアに対し、こう語った。

 首相は、バングラデシュ側から約8千人の帰還者名簿も受け取っているとした。だが、在ミャンマー外交筋によると、名簿は両国が合意した難民への法令順守誓約などの確認作業がなく不完全で、バングラデシュ側に突き返したという。

 一方、バングラデシュ側は、ロヒンギャ難民の間に「帰還後の安全の保証がない」「国籍や市民権も得られるか不明だ」「焼かれた住宅の代替施設が未完成」といった不満が募っているとして、ミャンマー側の体制不備を指摘するなど非難の応酬が続いている。

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