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千島列島・松輪島にロシア軍輸送拠点の飛行場完成 海軍基地建設加速へ

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千島列島・松輪島にロシア軍輸送拠点の飛行場完成 海軍基地建設加速へ

北方領土の位置を示した地図。1951年のサンフランシスコ平和条約により、日本は南樺太と得撫(ウルップ)島以北の千島列島の権利を放棄したが、北方四島は千島列島に含まれていない(北方領土問題対策協会提供) 北方領土の位置を示した地図。1951年のサンフランシスコ平和条約により、日本は南樺太と得撫(ウルップ)島以北の千島列島の権利を放棄したが、北方四島は千島列島に含まれていない(北方領土問題対策協会提供)

 【モスクワ=遠藤良介】5日付のロシア国防省機関紙「赤星」(電子版)によると、ロシア軍は千島列島中部のマトゥア島(松輪島)で、軽量級の輸送機やヘリコプターが離着陸できる飛行場の建設を終えた。太平洋艦隊のアワキャンツ司令官が同紙のインタビューで語った。ロシアはマトゥア島での海軍基地建設に着手しており、輸送機の発着拠点ができたことで作業は加速するとみられる。

 司令官は「マトゥア島には現時点で、軽量級の軍用輸送機とヘリコプターを受け入れる飛行場がある」とし、飛行場運営に必要なインフラや要員も整っていると述べた。軽量級輸送機は一般に積載量10トン以下のものを指す。

 同島には第二次大戦まで旧日本軍の輸送拠点が置かれ、戦後は旧ソ連が部隊を配置した。ソ連崩壊後に部隊は撤退していたが、近年のロシアは「クリール諸島」(千島列島と北方領土)の「軍事的意義」に再び目を向け、軍備増強に動いている。

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