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【中国全人代】国防予算、控えた事前公表…“中国脅威論”警戒、軍拡不透明化に拍車

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【中国全人代】
国防予算、控えた事前公表…“中国脅威論”警戒、軍拡不透明化に拍車

記者会見する全人代の張業遂報道官=4日、北京(AP) 記者会見する全人代の張業遂報道官=4日、北京(AP)

 【北京=西見由章】中国の全国人民代表大会(全人代)の張業遂報道官は4日の記者会見で、胡錦濤前指導部が慣例化させていた国防予算の事前公表を控えた。国際社会からの“中国脅威論”を警戒する習近平指導部は当初この慣例をなくし、2015年以降は大まかな伸び率のみ公表するやり方に変更したが、4年ぶりに非公表に戻した。世界2位の国防予算を抱える中国による軍拡路線の不透明性が増すことになる。

 中国は国防費に関して昨年の全人代でも、開幕日に配布した政府予算案に総額や伸び率を記載せず、後日国営メディアに公表させる異例の措置をとった。17年度の国防予算は前年度実績費7%増の1兆443億9700万元(当時レートで約17兆2千億円)と初めて1兆元を突破した。

 張氏は会見で国防費の増加について「主な使途は武器装備の更新と軍人の待遇改善だ」と説明。「国内総生産や国の財政支出に占める割合からみても、中国の国防費の水準は世界の主要国より低い」と主張した。ただ中国の国防費の伸び率は経済成長率を上回る状態が続いており、内訳も非公表だ。研究開発費などは含まれていないとされる。

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