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米のジョセフ・ユン北朝鮮特別代表が辞任へ 「対話路線」提唱、ホワイトハウスとの対立背景か

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米のジョセフ・ユン北朝鮮特別代表が辞任へ 「対話路線」提唱、ホワイトハウスとの対立背景か

 米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表  米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省のナウアート報道官は26日、ジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表が「個人的な理由」で辞任し、退官することを決めたと明らかにした。ティラーソン国務長官も「仕方なしに」辞任を受け入れたという。米メディアによると、ユン氏は来月2日に正式に辞任する。

 ユン氏は、核・弾道ミサイル開発を進める北朝鮮への対応に関する国務省内の中心人物。実務レベルでの調整を担う一方、ニューヨークにある北朝鮮の国連代表部との通称「ニューヨーク・チャンネル」の米側窓口を務めていた。

 ユン氏はまた、トランプ政権が北朝鮮に「最大限の圧力」をかける路線を打ち出す中、早くから米朝対話の実施を積極的に提唱。このため政権関係者の一部からは対話路線に傾斜し過ぎとの見方も出ていた。

 米紙ワシントン・ポストは、ホワイトハウスが国務省を軽視する態度への不満が省内で広がっていることがユン氏の辞任の背景にあると指摘した。

 米朝対話の機運が浮上する中での米国の対北政策の外交司令塔が辞任することは、今後の米朝関係の展開に影を落とす恐れもある。

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