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【金正男氏殺害1年】
韓国では関心大きく薄れ…風化の一途

裁判所での尋問を終え、警察官と裁判所を出るインドネシア人のシティ・アイシャ被告=1月22日、マレーシアのシャー・アラムの裁判所(AP) 裁判所での尋問を終え、警察官と裁判所を出るインドネシア人のシティ・アイシャ被告=1月22日、マレーシアのシャー・アラムの裁判所(AP)

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏の殺害から、13日で1年となるなか、北朝鮮は事件への関与を否定し続け、当時、衝撃を受けた韓国では事件への関心が大きく薄らいでいる。

 北朝鮮は殺害された「キム・チョル」という人物が北朝鮮籍であることは認め、昨年3月末にマレーシアから遺体を引き取った。北朝鮮にとって事件の幕はここで閉じられた。

 国際社会では名が知られた金正男氏だが、北朝鮮では父親の金正日(ジョンイル)総書記の家族情報は極秘扱いだ。事件後に韓国の脱北者団体などが軍事境界線付近で北朝鮮に向けて「兄殺しの金正恩」の実像を告知する政治宣伝のビラを飛ばしたりしている。しかし、北朝鮮国内では少なくとも事件当時、「金正男」の名前は一般市民には知られておらず、事件自体を知る者がどれほどいるかも不明だ。

 金正男氏に続いて命を狙われているとされた息子の金ハンソル氏は現在、欧州のある国でかくまわれているとの情報がある。脱北者団体などが、金正男氏を担ぎ海外で亡命政権を発足させようとしたとの推測が事件当時はあったものの、残されたハンソル氏にその役目を期待するのは困難とみられる。

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