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【平昌五輪】空席の穴埋め「裏ボランティア」が始動 無料チケットで盛況演出

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【平昌五輪】
空席の穴埋め「裏ボランティア」が始動 無料チケットで盛況演出

おそろいのニット帽に韓国旗付きのカチューシャ姿で来場し、自治体から提供されたチケットで空席を埋める住民ら=8日、江陵のカーリング競技場(時吉達也撮影) おそろいのニット帽に韓国旗付きのカチューシャ姿で来場し、自治体から提供されたチケットで空席を埋める住民ら=8日、江陵のカーリング競技場(時吉達也撮影)

 【江陵=時吉達也】9日に開幕した平昌五輪で、非公式の「裏ボランティア」が各競技場で業務を開始した。不人気種目への観客動員対策で、五輪組織委や近隣自治体は、ボランティアスタッフや近隣住民に無料チケットを配布。大会の“盛況ぶり”を演出するのに一役買っている。

 開幕に先立ち、8日に予選が始まった新種目のカーリング混合ダブルス。ほとんどの席が埋まった江陵の競技場で、青や黄色のニット帽に韓国旗をとりつけたカチューシャを重ねた一団が目を引いた。

 「私たちは『ボランティア』なのよ」。江陵市内に住む主婦(64)は首をすくめた。市の斡旋(あっせん)を受け、地元の住民団体約30人で競技場を訪れたという。「今日みたいな人気の少ない会場に来て、来場者が多ければ席を離れることになっているの」

 カーリングの現地観戦は初めてといい、「雰囲気を感じるだけでも楽しい」と笑顔を見せる一方、「本当はフィギュアが見たいけど、無理ね。ハニュー(羽生結弦)も好きよ」と嘆いていた。

 平昌五輪組織委によると、開幕までの観戦チケットの販売目標達成率は、5日現在で77.3%に達した。昨年11月の段階で30%台と低迷していたことから、自治体や大企業に大量購入を要請し、数字をかさ上げ。低所得者層や顧客に配布される計画だが、実際に会場に訪れるかどうかは不明で、入場者の低迷が懸念されていた。

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