産経ニュース

【劇場型半島】「慰安婦」謝罪碑書き換え公判 なぜ求刑さえ奥茂治氏に通訳されなかったのか

ニュース 国際

記事詳細

更新

【劇場型半島】
「慰安婦」謝罪碑書き換え公判 なぜ求刑さえ奥茂治氏に通訳されなかったのか

昨年12月の結審後、インタビューに応じる奥茂治氏=韓国・ソウル(桜井紀雄撮影) 昨年12月の結審後、インタビューに応じる奥茂治氏=韓国・ソウル(桜井紀雄撮影)

 朝鮮半島で女性を強制連行したと偽証した故吉田清治氏が韓国に建てた謝罪碑を無断で書き換えたとして公用物損傷罪などに問われた元自衛官、奥茂治氏(69)の公判は、求刑さえ通訳されない事態が起きた。最終的に取り下げたものの、奥被告がいったんは控訴したのも、当事者を無視するかのような裁判の進め方に疑問を抱いたためだ。なぜこのような不備が起きたのか-。(ソウル 桜井紀雄)

本人への罪状認否もなく、置き去りのまま

 「求刑を知ったのは裁判が完全に終わった後。あっけに取られた。碑が建つ国立墓地の管理者の証人申請をするつもりだったが、チャンスを逃してしまった」

 奥氏は控訴を取り下げた1月24日、こう公判を振り返った。どういう経過だったのか。

 昨年12月21日に即日結審した初公判は「良心に従い、事実通り通訳する」と通訳人の宣誓から始まった。「不利な陳述はしなくていい」との裁判官の言葉や奥氏の生年月日、住所の確認は滞りなく通訳された。

 次に、検察が起訴事実を読み上げ、弁護人が「碑の所有者は吉田氏の長男だと考え、公用物を損傷したという認識はなかった」と公用物損傷罪を否認する主張を行った。

 裁判官が「故意がなかったのか、法律を知らなかったのか」と被告本人ではなく、弁護人に質問する。奥氏本人に罪状の認否を確認することもなく、この間のやり取りは通訳されず、被告は置き去りにされた形だ。

続きを読む

このニュースの写真

  • 「慰安婦」謝罪碑書き換え公判 なぜ求刑さえ奥茂治氏に通訳されなかったのか
  • 「慰安婦」謝罪碑書き換え公判 なぜ求刑さえ奥茂治氏に通訳されなかったのか
  • 「慰安婦」謝罪碑書き換え公判 なぜ求刑さえ奥茂治氏に通訳されなかったのか
  • 「慰安婦」謝罪碑書き換え公判 なぜ求刑さえ奥茂治氏に通訳されなかったのか

「ニュース」のランキング