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【「慰安婦」謝罪碑書き換え】奥茂治被告が控訴「大半が通訳されず重大な欠落」出国禁止は長期化へ

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【「慰安婦」謝罪碑書き換え】
奥茂治被告が控訴「大半が通訳されず重大な欠落」出国禁止は長期化へ

奥茂治氏(飯田英男撮影) 奥茂治氏(飯田英男撮影)

 【ソウル=桜井紀雄】朝鮮半島で女性を強制連行したと偽証した故吉田清治氏が韓国に建てた謝罪碑を無断で書き換えたとして、公用物損傷罪などに問われた元自衛官、奥茂治被告(69)は16日、懲役6月、執行猶予2年の有罪とした大田(テジョン)地裁天安(チョナン)支部の判決を不服として控訴した。

 昨年12月に即日結審した公判では、検察や弁護人と裁判官のやり取りの大半に加え、論告求刑や最終弁論も通訳されなかった。奥被告は「罪状を判断するのに重大な欠落がある」と主張している。

 奥被告の出国禁止措置は、昨年6月に韓国警察の出頭要請に応じて入国してから200日間を超えているが、控訴を受け、さらに長期化する可能性がある。

 判決は、韓国中部、天安市の国立墓地が管理・使用する物件を損傷したとの判断を示したが、奥被告は「どのような過程で公用物となったのか、立証が不十分だ」と主張。検察は求刑で「被告は慰安婦問題を歪曲(わいきょく)しようとした」と述べたが、奥被告は「歪曲する意思は全くなく、(書き換えは)公的施設が嘘の碑文を使い続け、国際的に韓国の信用が低下するのを防ぐ行為だ」とも反論している。

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