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【紅い浸入 一帯一路の陰で(中)】中国マネー「風の門」一変 パキスタンの商業港に巨額投資

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【紅い浸入 一帯一路の陰で(中)】
中国マネー「風の門」一変 パキスタンの商業港に巨額投資

中国の投資で開発が進むパキスタン南西部グワダル港。随所に銃を構えた警備員が配置され、ものものしい雰囲気が漂う(森浩撮影) 中国の投資で開発が進むパキスタン南西部グワダル港。随所に銃を構えた警備員が配置され、ものものしい雰囲気が漂う(森浩撮影)

 「この1年半で港の風景が急速に変わったのは、中国からの投資のおかげだ。CPECによって、われわれは電力危機からも解放された」とジャマルディニ氏は断言した。今後は診療所や職業訓練センターも設けられ、「地元は大いに発展していく」という。

 港側は“バラ色の未来”を強調する。ただし、今後の発展は未知数だ。整備対象となる海岸線51キロのうち、完成しているのは港のほんの一部の500メートルほどで、巨大クレーンも活発に稼働している様子は見受けられない。船の着岸も2週間に1度程度だという。

 何より目に入るのは配備された警備員だ。地元バルチスタン州で続発するイスラム過激派などによるテロ事件を反映してか、全員が銃を抱えて周囲を警戒する。港に出入りする船も海上警備艇がほとんどだ。現状は活気よりも、ものものしさが漂う。

 グワダル港側は一貫して「純粋に商業的な港」であることを強調している。

 「グワダルに安全確保名目で中国軍が展開する可能性がある」(インドのPTI通信)、「中国はジブチに続き、グワダル港近くに海軍基地を建設する計画だ」(香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト)…。こうした報道が相次いでいることを念頭に置いた発言だ。

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