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【フジモリ氏恩赦】ペルー新内閣、フジモリ派入閣せず 与野党の対立再燃も

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【フジモリ氏恩赦】
ペルー新内閣、フジモリ派入閣せず 与野党の対立再燃も

ペルーのフジモリ元大統領(AP=共同) ペルーのフジモリ元大統領(AP=共同)

 【リマ=住井亨介】ペルーのフジモリ元大統領への恩赦をめぐって左派出身閣僚が辞任したのを受け、クチンスキ大統領が実施した新たな組閣で、注目を集めたフジモリ派野党「フエルサ・ポプラル」からの入閣はなかった。クチンスキ氏が呼びかけた「再協調と和解」が空振りに終わった形で、今後政権側と野党側との間で対立が再び高まる懸念も出ている。

 恩赦に反対する左派勢力からの支持を失い、政権基盤の安定化が急務となっていたクチンスキ氏は、組閣にあたってフジモリ氏の長女、ケイコ氏が党首を務める最大野党フエルサ・ポプラルなどへ協力を内々に要請していた。

 さらに、汚職疑惑が浮上したクチンスキ氏が議会での罷免決議を回避するため、同党議員でフジモリ氏の次男、ケンジ氏らと恩赦を条件に裏取引し、決議案否決に持ち込んだとされていることから、一連の「論功行賞」としてケンジ氏らの入閣を有力視する向きもあった。

 ところが、9日夕に発表された閣僚名簿には野党側からの入閣者はなく、新内閣は、クチンスキ氏の側近人脈などで固めた「にわか作り内閣」(地元紙「ラ・レプブリカ」)などと揶揄されている。

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