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【対北軍事行動・特派員の展望】米国 挑発で誤解…予期せぬまま戦争突入の恐れも

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【対北軍事行動・特派員の展望】
米国 挑発で誤解…予期せぬまま戦争突入の恐れも

米トランプ大統領=昨年12月、ワシントン(AP) 米トランプ大統領=昨年12月、ワシントン(AP)

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の1日の「新年の辞」について、トランプ米大統領は記者団に「様子をみよう」とのみ答えた。トランプ米政権は近い将来、北朝鮮に対し軍事行動に踏み切るのか。その答えを明確に知る者は、政策上の決断で予測不能性を重んじるトランプ氏以外にいない。

 核・弾道ミサイル開発を進める北朝鮮に対するトランプ政権の現時点での大方針は、軍事攻撃を含む「あらゆる選択肢」をちらつかせつつ、国際社会による経済制裁圧力を主導し、核放棄に向けた対話の席に着かせるというものだ。

 しかし、北朝鮮が米本土に到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)を近く実用化させ、核戦力体制を確立させるとの見方を前提に、米国の核問題専門家や政策決定サークルなどの間では、正反対の主張が台頭している。

 まず第一は、共和党のグラム上院議員など対北朝鮮強硬派による、北朝鮮に対する全面軍事攻撃で核戦力を無力化させるとともに、金体制を転覆させるべきだとする「主戦論」だ。

 もう一つは、北朝鮮を「核保有国」と公式に認めることはないものの、北朝鮮が核戦力を手に入れた現実を前提に、長期的な取り組みとなることを覚悟で抑止と封じ込めを図り、金体制の自壊または核放棄につなげるというものだ。

 一方、一部の専門家は米朝間の緊張が高まれば、トランプ氏と金正恩氏の挑発的発言が誤解と誤算を招き、米朝双方が予期しないまま1、2年のうちに戦争に突入する恐れがあると警告する。(ワシントン 黒瀬悦成)

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