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【文在寅氏訪中】重慶の抗日拠点跡を視察 「抗日」史跡保存で「習近平氏が協力」

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【文在寅氏訪中】
重慶の抗日拠点跡を視察 「抗日」史跡保存で「習近平氏が協力」

日本の植民地時代に抗日拠点だった「大韓民国臨時政府」庁舎の跡地を訪れ、献花する韓国の文在寅大統領(右から2人目)=16日、中国・重慶(聯合=共同) 日本の植民地時代に抗日拠点だった「大韓民国臨時政府」庁舎の跡地を訪れ、献花する韓国の文在寅大統領(右から2人目)=16日、中国・重慶(聯合=共同)

 【重慶=桜井紀雄】韓国の文在寅大統領は16日、中国内陸部の重慶で、朝鮮半島出身者の抗日拠点だった「大韓民国臨時政府」庁舎跡を視察した。「臨時政府は韓国の根っこだ」と強調し、韓国は中国での抗日活動を継承した国家だとの認識を示した。習近平国家主席も14日の会談で、独立運動の史跡保存での協力を約束したと明らかにした。

 重慶は、習氏が進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の重要拠点。抗日活動での中韓共闘や一帯一路への賛同を前面に打ち出すことで、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備で悪化した中韓関係の修復をアピールする狙いとみられる。

 1919年に上海に設置された臨時政府は各地を転々とした後、40年から重慶に移った。文氏は16日、抗日活動家の子孫らとの面談で、2019年に臨時政府設立から100年となるのに合わせ、韓国に記念館を建てる意向を表明した。

 文氏は、重慶市トップで習氏の側近とされる陳敏爾・市党委員会書記とも会談し、臨時政府の部隊「光復軍」司令部の建物を復元する作業の再開で合意。3泊4日の訪中日程を終えた。

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