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EU、イスラエル首相に和平交渉再開促すも“溝”浮き彫り 外相理事会協議

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EU、イスラエル首相に和平交渉再開促すも“溝”浮き彫り 外相理事会協議

スピーチするイスラエルのネタニヤフ首相=7日、エルサレム(ロイター) スピーチするイスラエルのネタニヤフ首相=7日、エルサレム(ロイター)

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)の外相理事会は11日、ブリュッセルでイスラエルのネタニヤフ首相と協議した。トランプ米大統領のエルサレム首都認定による中東和平プロセスへの影響が懸念されるなか、EU側はネタニヤフ氏にパレスチナとの「2国家共存」による解決に向け、中断中の和平交渉再開を促した。

 モゲリーニEU外交安全保障上級代表は協議前、ネタニヤフ氏と共同記者会見し、エルサレムを将来的にイスラエルとパレスチナ国家双方の首都とする解決を目指す姿勢を重ねて強調。「難しいときだが、当事者が有意義な交渉を再開することを望む」と述べた。

 一方、ネタニヤフ氏は米国の決定を受け、「エルサレムがイスラエルの首都だと認めるときだ」と主張。「欧州の国々も大使館をエルサレムに移すと信じている」とも述べ、双方の溝が浮き彫りになった。

 EUは米露、国連とともに中東和平を仲介する4者を構成。米国の決定後、交渉再開に向けた外交努力を強化し、年明けにはパレスチナ自治政府のアッバス議長も招く。ただ、ネタニヤフ氏らイスラエル側には欧州がパレスチナ寄りとの警戒も強いとされ、EUがどこまで影響力を発揮できるか予断できない情勢だ。

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