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【米エルサレム首都認定】中東各国、思惑さまざま 親米政権も異論

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【米エルサレム首都認定】
中東各国、思惑さまざま 親米政権も異論

ドナルド・トランプ米大統領の「イスラエルの首都をエルサレムと認める」との決定に抗議する人々=9日、パキスタンのラホール(AP) ドナルド・トランプ米大統領の「イスラエルの首都をエルサレムと認める」との決定に抗議する人々=9日、パキスタンのラホール(AP)

 【エルサレム=佐藤貴生】トランプ米大統領がエルサレムはイスラエルの首都だと認定した問題では、中東の親米政権も反対姿勢を隠さなかった。8日にはエジプトやヨルダンなどでも抗議デモが行われ、パレスチナ問題が中東の最も長期かつ深刻な問題の一つであることを示した形だ。反対する背景には、各国が抱える個別の事情がある。

 平和条約締結

 エジプトは1979年、ヨルダンは94年にイスラエルと平和条約を締結し、以来、米国と親密な関係を結んだ。それが今回は、「地域情勢を複雑にしてしまう」(エジプトのシーシー大統領)などとトランプ氏に異論を唱えた。

 エジプトはナセル大統領時代、「アラブの盟主」として対イスラエル戦争の先鋒(せんぽう)を担ったが、第3次中東戦争(67年)で惨敗を喫するなど結果を残せず、イスラエルとの関係構築にかじを切った。

 ムバラク元政権時代の2000年代には、和平交渉の仲介役として存在感を発揮。最近はパレスチナ自治政府とイスラム原理主義組織ハマスの関係修復を仲介し、10月に和解成立が発表されたばかりだった。

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