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セクハラ疑惑の上院議員が辞職を表明 連邦議会で3人目

ネット上で出回っている、アル・フランケン氏が寝ているリーアン・トゥイーデンさんの胸を触っている写真(ツイッター画面より) ネット上で出回っている、アル・フランケン氏が寝ているリーアン・トゥイーデンさんの胸を触っている写真(ツイッター画面より)

 【ワシントン=加納宏幸】複数の女性からセクハラ被害を訴えられていた米野党・民主党のアル・フランケン上院議員(66)は7日、上院本会議で演説し、数週間以内に議員辞職すると表明した。与党・共和党のトレント・フランクス下院議員(60)も元女性スタッフ2人からセクハラ被害を訴えられ、来年1月末の辞職を発表した。

 米国では有力者のセクハラが問題視されており、連邦議会では元スタッフから被害を訴えられていた最長老の民主党下院議員、ジョン・コンヤーズ氏(88)が5日に辞職していた。連邦議員から3人が辞職に追い込まれる異例の事態となっている。

 フランケン氏は元コメディアンで大統領選への出馬も取り沙汰されたことがある。上院議員就任前の2006年、コメディアンとして中東に駐留する米兵を慰問した際、ラジオ番組司会者の女性に「寸劇のリハーサル」を理由にキスをしたり、胸を触っている写真を撮ったりしたことが女性の告発で表面化した。

 このほかにも、尻を触られたなどと訴える女性が相次ぎ、民主党の上院議員の大半が議員辞職を求める事態に発展していた。

 フランケン氏は演説で、女性からの告発には自らの記憶と異なるものや事実ではないものがあるとしながらも、「女性たちの経験を深刻に受け止めるのが正しい行動だ」と辞職を表明。一方で、大統領選で女性蔑視発言が問題視されたトランプ氏が大統領になり、アラバマ州の上院補選で未成年の女性にわいせつ行為をした疑惑がある共和党候補が党の支持を受けているのは「皮肉だ」と述べた。

 フランクス氏は代理母を探していることをスタッフに話したことで「不快にさせた」(同氏)ことを辞職の理由として挙げた。

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