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ドイツ、揺れる環境大国 脱温暖化目標未達の危機 再生エネ強化で電気料金高騰

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ドイツ、揺れる環境大国 脱温暖化目標未達の危機 再生エネ強化で電気料金高騰

11月30日、大統領府を出るドイツのアンゲラ・メルケル首相(中央)=ベルリン(ゲッティ=共同) 11月30日、大統領府を出るドイツのアンゲラ・メルケル首相(中央)=ベルリン(ゲッティ=共同)

 【ベルリン=宮下日出男】“環境大国”のドイツが揺れている。「エネルギー転換」政策の下、再生可能エネルギーを大幅に普及させてきたが、温室効果ガス削減目標の達成は困難な情勢で、対応をめぐる議論はアンゲラ・メルケル首相が次期政権樹立でつまずく一因となった。膨らんだ電気料金もなお重くのしかかる。

 11月中旬、独西部ボンで行われていた気候変動枠組み条約第23回締約国会議(COP23)。登壇したメルケル氏の言葉は歯切れが悪かった。

 「気候変動は世界の運命にかかわる問題」。対策の重要性を訴える一方、こうも漏らした。「計画を具体的な手段で達成するのはドイツでも容易でない」

 ドイツは温室ガスの排出を2020年に1990年比で40%削減する目標を掲げ、再生エネも発電量の約3割を占めるまで普及した。だが、追加策がなければ、20年の削減は30~31%にとどまると民間機関が試算するなど、目標達成は難しいとの見方が強まっている。

 「環境保護の先駆者としての名声に打撃」。独メディアが10月に報じた政府の内部文書は、大幅に目標を割り込む可能性に強い危機感を示していた。

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