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【米エルサレム首都認定】EU「交渉で解決を」 米国の一方的承認を牽制

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【米エルサレム首都認定】
EU「交渉で解決を」 米国の一方的承認を牽制

EUのモゲリーニ外交安全保障上級代表らと会談するティラーソン米国務長官(中央左)=5日、ブリュッセル(AP) EUのモゲリーニ外交安全保障上級代表らと会談するティラーソン米国務長官(中央左)=5日、ブリュッセル(AP)

 【ベルリン=宮下日出男、パリ=三井美奈】トランプ米政権がエルサレムを「イスラエルの首都」と承認する構えを見せたのを受け、欧州連合(EU)で自制を求める声が相次いだ。

 EUのモゲリーニ外交安全保障上級代表は5日、ブリュッセル訪問中のティラーソン米国務長官と会談し、共同記者会見で「和平への努力を損なう行動は断じて慎むべきだ。エルサレムの地位問題は交渉によって解決せねばならない」と述べ、米国の一方的な動きを牽制した。

 ティラーソン氏はこの問題に触れず、北朝鮮問題やイラク、シリアの過激派掃討で欧州との連携を確認するにとどまった。

 米国の動きについて、英国のジョンソン外相は6日、「懸念している。エルサレムはイスラエル、パレスチナの最終地位交渉の課題だ」と発言。ドイツのガブリエル外相は5日に「非常に危険な展開だ」と述べた。フランスのマクロン大統領は4日にトランプ氏との電話会談で、エルサレムの地位は「和平交渉で解決すべき」だと伝えていた。

 フランス外務省は危険への配慮から、渡航者向けウェブサイトで「6日以降、現地ではデモの呼びかけがある。近づかないように」と警告。ドイツ外務省も「抗議デモが予想され、衝突の可能性が排除できない」と注意を促した。

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