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【北ミサイル】トランプ氏からの反撃対象にならない範囲で…金正恩氏、巧妙に工夫したミサイル発射

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【北ミサイル】
トランプ氏からの反撃対象にならない範囲で…金正恩氏、巧妙に工夫したミサイル発射

トランプ大統領はどう対処するのか(AP) トランプ大統領はどう対処するのか(AP)

 北朝鮮が11月29日未明に発射したミサイルの狙いは何か。元陸上自衛隊東部方面総監で元ハーバード大学アジアセンター・シニアフェローの渡部悦和(よしかず)氏が解説する。(夕刊フジ、11月30日掲載)

 米国や韓国、日本の情報を総合すると、北朝鮮は、ロフテッド軌道で大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したとみられる。ミサイルは複数に分裂したという情報があり、宇宙空間から大気圏への再突入に成功しなかった可能性がある。北朝鮮が再突入の技術を確立すれば、米国本土に届くミサイルを手にし、脅威は一段と高まる。

 北朝鮮の行動と、その後の展開を考えるうえでのキーワードは「脅威」だ。米国は、ジェームズ・マティス国防長官の名前から私が命名した「マティスの三原則」に従って行動する。

 三原則は(1)すべての選択肢がテーブルにある(2)問題の解決は外交などの非軍事的手段で達成するよう努めるが、非軍事的手段で解決できなければ、最終的手段としての軍事力を使用する(3)米国が軍事力を行使するのは、北朝鮮が米国本土やグアムなどに脅威を与えるか、同盟国である日本や韓国に脅威を与えた場合-というものだ。ミサイル発射は、北朝鮮が「脅威」と認識されないように巧妙に工夫した結果ではないか。

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、米国の軍事攻撃を避けながら、ミサイルの大気圏再突入の技術を確立したいはずだ。

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