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米のエルサレム「首都」認定はイスラム教徒にとって「レッドライン」…トルコ、イスラエルと断交も

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米のエルサレム「首都」認定はイスラム教徒にとって「レッドライン」…トルコ、イスラエルと断交も

演説するトルコのエルドアン大統領=5日、アンカラ(ロイター) 演説するトルコのエルドアン大統領=5日、アンカラ(ロイター)

 【カイロ=佐藤貴生、パリ=三井美奈】トランプ米大統領が近く、エルサレムをイスラエルの首都と認定する可能性があるとの報道に対し、トルコがイスラエルとの断交も辞さない姿勢を示すなど、中東や欧州で懸念が相次いでいる。

 トルコのエルドアン大統領は5日、イスラム教徒にとって「レッドライン(越えてはならない一線)」だとし、認定すればイスラエルと断交する可能性を示唆した。トランプ政権と良好な関係を築いてきたサウジアラビアの外務省当局者も、「米政府はマイナスの意味を考慮すべきだ」などとして自制を求めた。

 ロイター通信は5日、欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表が、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」の実現を妨げる、あらゆる行動を避けるべきだと述べたと報じた。マクロン仏大統領は4日、トランプ氏と電話会談し、エルサレムの地位は「イスラエル、パレスチナ間の和平交渉で解決すべき問題」だと発言、再度話し合うことで合意した。

 イスラエルがエルサレムを「不可分の永遠の首都」としているのに対し、パレスチナ自治政府は東エルサレムを「将来の独立国家の首都」と位置づけている。

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