産経ニュース

ニュース 国際

記事詳細

更新


台湾、一党独裁時代の迫害究明法案を可決

 【台北=田中靖人】台湾で中国国民党の一党独裁時代に行われた政治的迫害の真相究明や名誉回復を目指す法案が5日、立法院(国会に相当)で与党、民主進歩党などの賛成多数で可決された。蔡英文総統の署名を経て成立する。本会議では条文ごとに審査が行われ、採決は深夜に及んだ。

 法案は民進党が提出。行政院(内閣)に独立した委員会を設置し、公文書の開示や史跡の保存、人権侵害の真相究明や名誉回復などを行う。委員会は2年以内に報告書を提出する。

 野党、国民党は蒋介石像など「権威主義の象徴の一掃」が含まれることや、国民党が戦後接収した日本統治時代の財産の没収が改めて明記されたことに反発。対象を日本時代に広げ、台湾人慰安婦や先住民の人権侵害を取り上げるよう主張し修正動議を乱発したが、いずれも否決された。

「ニュース」のランキング