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【加藤達也の虎穴に入らずんば】半島有事、邦人退避に「韓国リスク」

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【加藤達也の虎穴に入らずんば】
半島有事、邦人退避に「韓国リスク」

11月8日、ソウル中央地検に出頭した南在俊・元国家情報院長(聯合=共同) 11月8日、ソウル中央地検に出頭した南在俊・元国家情報院長(聯合=共同)

 北朝鮮が核・ミサイルの性能を猛烈な勢いで向上させている中、確かに韓国は協力しなければならない隣国であることも、十分に承知しているつもりだ。

 ただ、韓国が「同盟国」や「友好国」だとしている国々に安保上の危険性をまき散らす恐れがあるという意味での「韓国リスク」に注目しているのは、小欄だけではない。

 たとえば米戦略国際問題研究所のエドワード・ルトワック上級顧問は、「文芸春秋」12月号の池上彰氏との対談で、韓国のリスクとして(1)北朝鮮による軍事侵攻への備えとして、政治と経済の中枢を軍事休戦ラインから南に離すべきだという40年来の提言を放置している(2)延坪島砲撃にほとんど反撃しなかった(3)文大統領は北に資金を流そうとしている-の3点を指摘する。

 背景にはソウルが北からの攻撃に無防備で、米軍が軍事的選択を大幅に失っているという認識があるのだろうが、韓国を「無責任」で「自国の安全保障問題に向き合わない国」と看破して「無視してもいい存在」とまで断じているのだ。

 北朝鮮に政策変更を迫るため全世界で圧力を極大化させる中、対北人道支援を口にして足並みを乱すことがどれほど危機を増加させるか、文政権は理解できないのだろうか。

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 北朝鮮危機に誘発された「韓国リスク」のうち、日本にとって最大のものは人命の危機だろう。

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