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【北ミサイル】中国・習近平体制、2期目も北朝鮮の「擁護者」 国連での演説内容変化なし

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【北ミサイル】
中国・習近平体制、2期目も北朝鮮の「擁護者」 国連での演説内容変化なし

中国の習近平国家主席 中国の習近平国家主席

 【ニューヨーク=上塚真由】国連安保理の緊急会合で、中国は北朝鮮との対話を重視する従来の姿勢を崩さなかった。中国共産党大会(10月)、トランプ米大統領の中国訪問(11月)を機に、対北姿勢が変わる可能性も指摘されたが、北朝鮮経済を支える擁護者に変化はみられない。

 会合に出席した中国の呉海濤国連次席大使は「最優先事項は、すべての関係国が慎重な行動をし、安保理決議を厳格に履行しながら早期の対話再開を目指すことだ」などと強調。また、北朝鮮のミサイル発射実験と、米韓の大規模軍事演習の双方を停止すべきだとする提案を改めて主張するなど、過去の安保理での発言内容と何ら変わりはなかった。

 制裁決議により「北朝鮮の人々の生活や、人道支援に悪影響を与えてはならない」とも指摘。市民生活に影響が出る石油の供給停止は到底容認できないとの考えをにじませた。

 対北制裁のカギを握る習近平政権は中国共産党大会が終わるまで「安定重視」を掲げ、強力な制裁発動に応じられない事情があった。ただ2期目を迎えても習政権は新たな対北政策を打ち出さず、トランプ氏の訪中後も北朝鮮問題をめぐる米中間の溝は埋まっていない。

 9月の核実験後の安保理制裁を受けて、中国当局は北朝鮮関連の合弁会社の閉鎖などに乗り出したが、「限定的な圧力」にとどまる。国連の場では、日米の訴える制裁強化策に対し、ロシアと協調して阻止していく構えだ。

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