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【北ミサイル】金正恩氏が描いたICBM完成の「ロードマップ」とは…国連制裁で足元を脅かされ

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【北ミサイル】
金正恩氏が描いたICBM完成の「ロードマップ」とは…国連制裁で足元を脅かされ

11月29日、北朝鮮の朝鮮中央テレビが放映した金正恩朝鮮労働党委員長。新型のICBM「火星15」の発射実験に成功したとする政府声明を発表した(共同) 11月29日、北朝鮮の朝鮮中央テレビが放映した金正恩朝鮮労働党委員長。新型のICBM「火星15」の発射実験に成功したとする政府声明を発表した(共同)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩政権が「米本土全域を攻撃できる」と主張する新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」の発射は、一刻も早く「国家核戦力完成」を宣言する「ロードマップ(行程表)」ありきだったとみられる。国連制裁の影響が迫ることへの焦りもにじむ。

 北朝鮮は8月、米領グアム周辺へのミサイル発射計画を公表。北朝鮮の「完全破壊」に触れたトランプ米大統領の国連演説に反発し、金正恩朝鮮労働党委員長が9月、声明で「史上最高の超強硬対応措置」に言及した後、李容浩(リ・ヨンホ)外相は「太平洋上での水爆実験」の可能性まで示唆した。

 だが、いずれも実行に移されることはなく、9月15日に中距離弾道ミサイルを日本越しに太平洋に発射して以来、トランプ氏の今月のアジア歴訪中も含め、75日間“沈黙”を守った。

 今回、火星15を発射したのは、発射経験を積んだ“庭”といえる日本海に向けてだった。太平洋側という米国を刺激する挑発の要素を極力抑え、技術力のアピールという実を取った形だ。

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