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【英EU離脱】拠出金合意で難航の交渉前進も 500億ユーロで合意と英紙報道

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【英EU離脱】
拠出金合意で難航の交渉前進も 500億ユーロで合意と英紙報道

ベルリン安全保障会議に出席したバルニエEU首席交渉官=29日、ベルリン(ロイター) ベルリン安全保障会議に出席したバルニエEU首席交渉官=29日、ベルリン(ロイター)

 【ロンドン=岡部伸】英メディアは29日、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る英国の拠出金を500億ユーロ(約6兆6千億円)前後とすることで合意に達したと報じた。バルニエEU首席交渉官も同日、ロイター通信に合意を数日中にEUに報告できるよう望んでいると語り、19年3月の離脱に向け、難航していた交渉は大きく前進する。

 デーリー・テレグラフ紙によると、「450億~550億ユーロ」とされる。メイ首相は9月、200億ユーロを念頭に置いた支払いの意思を表明。20日には400億ユーロに増額する方向と伝えられ、今回さらに譲歩した格好だ。フィナンシャル・タイムズ紙によると、最大1000億ユーロの支払い義務引き受けで同意したが、英国がEU職員の年金などを何年かかけて支払う方式で合意。支払いを終えるまで総額が確定しないため、互いに譲歩しやすい“玉虫色”とみられる。

 メイ英首相は12月4日にユンケル欧州委員長、EUのバルニエ氏と会談し、正式提案する。

 交渉は離脱費など三つの課題をめぐる第1段階で停滞し、離脱後の通商交渉や移行期間など将来協議する第2段階に入れずにいた。通商交渉の早期開始を望む英側は、12月14、15日のEU首脳会議で第2段階に進みたい考えだ。

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