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【北ミサイル】拉致被害者家族 「緊張高めたいのか」「日本も圧力強めるべき」

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【北ミサイル】
拉致被害者家族 「緊張高めたいのか」「日本も圧力強めるべき」

北朝鮮のミサイル発射を伝えるニュースが流れる街頭モニター=29日午前、東京・秋葉原(松本健吾撮影) 北朝鮮のミサイル発射を伝えるニュースが流れる街頭モニター=29日午前、東京・秋葉原(松本健吾撮影)

 29日の夜明け前、北朝鮮は約2カ月半に及ぶ沈黙を破り、弾道ミサイル発射に踏み切った。北朝鮮に圧力を強める米国のトランプ大統領が拉致問題にも厳しい態度を示し、圧力を強める中で再び繰り返された暴挙。拉致被害者の家族らは怒りを募らせつつ、「被害者救出を急いでほしい」と政府の取り組み加速を求めた。

 「ひたすら緊張を高めたいのか。本当に何を考えているのか理解できない」。横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(81)はあきれ果てたように語った。

 今月、来日したトランプ氏は家族会のメンバーらと面会し、拉致問題解決への尽力を約束。直後に米国が北朝鮮をテロ支援国家に再指定するなど問題解決への機運が高まっていただけに、早紀江さんは「被害者救出の先行きが見えるようで見えない。極めて難しい状況だ」と語り、「『圧力』とともに『交渉』のパイプもしっかり確保し、日本独自の取り組みを進めてほしい」と希望をにじませた。

 市川修一さん(63)=同(23)=の兄、健一さん(72)は「私たち家族は決してあきらめず、世論に訴えていくだけだ」と強調した。健一さんは「相次ぐ核実験やミサイル発射で拉致が埋没しかけていたが、トランプ大統領との面会などで潮目が変わった」と指摘。「世界の注目が拉致問題に集まり、解決に向けた日本の世論も高まって被害者救出のチャンスを迎えている。北朝鮮がどう動こうと、前を向いていく」と力を込めた。

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