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【北朝鮮情勢】「兄殺し」事実上の名指しに金正恩氏はどう出る? 迫る冬、時間の経過でどんどん不利に

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【北朝鮮情勢】
「兄殺し」事実上の名指しに金正恩氏はどう出る? 迫る冬、時間の経過でどんどん不利に

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮のテロ支援国家再指定に当たってトランプ米政権は金(キム)正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正(ジョン)男(ナム)氏殺害事件を念頭に「化学兵器を使った殺人」を理由に挙げた。金委員長の“兄殺し”を糾弾したに等しい。最高尊厳を冒涜(ぼうとく)したとみなし、北朝鮮が「史上最高の超強硬対応措置」(金委員長)として、軍事的挑発で反発を示す可能性が強まった。

ICBM完成目前 

 トランプ大統領は前もって「重大発表」を予告する一方、中国の習近平国家主席の北朝鮮への特使派遣を「大きな動きだ」として注視する姿勢も見せていた。

 北朝鮮が再指定を逃れるつもりなら金委員長と特使との接見で対話姿勢をアピールできたはずだ。

 だが、特使帰国後の21日も会談は伝えられず、制裁に同調する中国への不満を言外に示した。再指定が「象徴的な措置」にすぎないと高をくくっているフシもある。

 トランプ氏はアジア歴訪後の15日、習氏と「時間は限られている」との認識で一致したと述べた。大陸間弾道ミサイル(ICBM)の完成が目前とみられる中、時間は金委員長に優位に進むとみられていた。制裁の効果が表れるには一定の時間が必要だからだ。

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