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“国家ぐるみ”ドーピング疑惑は「米の陰謀」と主張 ロシア、苦しい状況に

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“国家ぐるみ”ドーピング疑惑は「米の陰謀」と主張 ロシア、苦しい状況に

 【モスクワ=黒川信雄】世界反ドーピング機関(WADA)が16日、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)の資格回復を見送ったことを受け、ロシアのプーチン政権は一連の事態を米国の“陰謀”と位置づけるプロパガンダ(政治宣伝)を一層強めるとみられる。ロシアは冬季五輪に出場できない事態は避けたいものの、政権の威信が失墜する国ぐるみでのドーピング関与を認めることはできず、苦しい状況に置かれた。

 プーチン大統領は9日、露中部チェリャビンスクの工場視察の際に、冬季五輪が来年3月の露大統領選の直前に開催されると述べ、今回の問題が政権不信を引き起こすための外部の画策であるかのような見方を披露。国際オリンピック委員会(IOC)が米国の強い影響を受けていると指摘し、ロシアの米大統領選介入疑惑への“返答”として「露大統領選前に問題を引き起こす」狙いだと述べた。

 16日にソウルで行われたWADAの理事会に出席した露オリンピック委員会のジューコフ会長は、反ドーピング体制に「失敗はあった」と認めつつも、国の関与を否定。RUSADAをめぐっては「新指導部のもと、完全に組織が刷新された」と強調した。

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