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【アジア首脳外交を振り返る(3)】韓国、米中の顔色うかがい一喜一憂 「新たに羽ばたく外交」自賛も、元に戻っただけ?

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【アジア首脳外交を振り返る(3)】
韓国、米中の顔色うかがい一喜一憂 「新たに羽ばたく外交」自賛も、元に戻っただけ?

 また、中韓首脳会談を前にトランプ米大統領を迎えた韓国は、中韓関係をめぐる米国の“誤解”を解き「米韓同盟」を確認した。しかし、その直後の中韓首脳会談は、米国からの誤解を再び招くものでもあった。韓国では「米中双方にいい顔をしている」(朝鮮日報)と文在寅政権の外交への批判は少なくない。

 一方、大統領府は、文大統領の一連の首脳外交で「北朝鮮核問題の平和的解決に向けた韓国政府の努力に国際社会の支持と協力を導き出した」とも評価している。ただ、北朝鮮の核・ミサイル開発に国際社会は常に反対しており、開発を続ける肝心の北朝鮮が態度を変えていない。

 米中の間で双方の顔色をうかがい一喜一憂した韓国に結局何が成果として残せたのか。北朝鮮問題など今後の課題は変わらない。

 大統領府は「文在寅政権が過去6カ月の外交的努力と成果を通し、韓国外交がこの間の空白を完全に復旧し新たに羽ばたく機会を作った」とも自己評価している。朴槿恵前政権の退陣騒動によって1年前から停滞を招いた韓国外交は、少なくとも、元の当然の形に近付こうとしているだけなのかもしれない。(ソウル 名村隆寛)

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