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【北朝鮮情勢】トラクター工場視察の金正恩氏、中国特使受け入れの思惑は…命綱握られ仕方なく? 関心は米との談判のみ

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【北朝鮮情勢】
トラクター工場視察の金正恩氏、中国特使受け入れの思惑は…命綱握られ仕方なく? 関心は米との談判のみ

平壌のトラクター工場で自らトラクターを運転してみせる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信が15日公開、ロイター) 平壌のトラクター工場で自らトラクターを運転してみせる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信が15日公開、ロイター)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮が中国共産党の習近平総書記の特使受け入れを決めたのは、北朝鮮経済の生殺与奪権を握る中国をつなぎ止めようとするシグナルとみられる。ただ、国連制裁に同調した習政権への不信感は根深く、中朝の“雪解け”は予断できない。

 「習同志の特使として党対外連絡部長、宋濤同志が間もなくわが国を訪問する」。北朝鮮国営メディアは15日、ニュースでこう伝えた。同じ日、金正恩朝鮮労働党委員長のトラクター工場視察も報じられた。

 金委員長は自らトラクターを運転、「敵対勢力の封鎖を破り、経済強国を切り開く自力自強の鉄馬だ」と評価したという。9月下旬以降、それまでの核・ミサイル関連から一転し、工場や農場視察に力を入れている。国連制裁の影響がひしひしと迫り、経済分野の引き締めを優先せざるを得ない内情がにじむ。

 そうした中、北朝鮮はロシアへの接近を強めてきた。崔善姫外務省北米局長が10月下旬、モスクワの国際会議に出席。日米韓の当局者らも参加し、露側が仲介に意欲を示したが、崔氏は「米国がわが国の核保有を認めない限り、会談に応じない」との原則論を振りかざし、不発に終わった。

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