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【北朝鮮情勢】国連委、北朝鮮の人権侵害を非難する決議採択 13年連続 日本とEU共同提出

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【北朝鮮情勢】
国連委、北朝鮮の人権侵害を非難する決議採択 13年連続 日本とEU共同提出

 【ニューヨーク=上塚真由】人権問題を扱う国連総会第3委員会は14日、北朝鮮の人権侵害を非難し、改善を求める決議案を採択した。日本と欧州連合(EU)が決議案を共同で提出し、採択は13年連続となった。決議では日本人を含む拉致問題を「非難」するとし、前年の「極めて深刻な懸念を強調」から表現を強めた。

 決議案は投票を経ず、議場の総意により採択された。採択を前に、北朝鮮の慈成男(チャ・ソンナム)国連大使は決議案を「断固として拒絶する」と述べ、退席した。中国、ロシア、イランなども総意に加わらなかった。

 決議では、組織的かつ広範で深刻な人権侵害を非難した。また、北朝鮮に拘束されて昏睡状態で解放された米国人大学生、オットー・ワームビア氏の事件を受け、外国人に対する拷問、恣意的な拘留などにも「深刻な懸念」を強調した。このほか、北朝鮮が、国民の福祉よりも核・ミサイル開発に資源を投入していることを「非難する」とした。

 日本の別所浩郎国連大使は拉致問題を「重大な人権侵害」と非難し、「日本は、すべての拉致被害者の早急な帰国を求める」と訴えた。決議案は12月中旬の総会本会議で採択され、正式な総会決議となる。

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