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スペイン・ラホイ首相がカタルーニャ訪問 自治権停止後で初、「分離主義から脱皮を」呼びかけ

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スペイン・ラホイ首相がカタルーニャ訪問 自治権停止後で初、「分離主義から脱皮を」呼びかけ

 10月27日、スペイン・バルセロナで、カタルーニャ自治州議会の「公式の独立宣言」決議を喜ぶ人々(ロイター=共同)  10月27日、スペイン・バルセロナで、カタルーニャ自治州議会の「公式の独立宣言」決議を喜ぶ人々(ロイター=共同)

 【パリ=三井美奈】スペインのラホイ首相は12日、東部カタルーニャ自治州の自治権停止後、初めて同州を訪問した。州都バルセロナで演説し、12月21日に行われる州議会選を「分離主義による混乱からの脱皮」の機会と位置づけ、有権者に投票を呼びかけた。

 演説は、ラホイ氏が率いる与党・国民党の集会で行った。訪問は州議会選の同党候補へのテコ入れが目的で、12月5日の選挙戦開始を待たずに「州の正常化」を争点に掲げ、独立派に対抗する狙いがある。ラホイ氏は「カタルーニャ州を正常化しなければならない。社会の緊張を緩和し、経済への打撃を食い止めることが必要だ」と訴えた。

 州議会選は中央政府による直轄統治下で行われる。罷免されたプチデモン前州首相の独立派与党は13日までに、相次いで選挙参加を決めた。11日には、「独立宣言」に絡む州政府前幹部の身柄拘束に抗議して、独立派の約75万人がバルセロナでデモを行った。

 ラホイ首相は先月27日、同州の自治権停止を決めると同時に、選挙実施を発表した。スペイン司法当局は州前幹部を反逆容疑で捜査しており、前副首相らを今月2日の出廷後、拘束した。

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