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米民主党元幹部の告発本、クリントン氏陣営の“党私物化”攻撃 中間選挙目指す党の「負債」に

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米民主党元幹部の告発本、クリントン氏陣営の“党私物化”攻撃 中間選挙目指す党の「負債」に

クリントン元国務長官(AP) クリントン元国務長官(AP)

 【ワシントン=加納宏幸】米南部バージニア、東部ニュージャージー両州で7日に投開票された知事選で、支持率が低迷するトランプ米大統領への不満を民主党が吸い上げ、勝利につなげたことは、来年11月6日の中間選挙で上下両院の過半数を目指す民主党にとって明るい兆しとなった。しかし、民主党には清算できていない「負債」がある。昨年の大統領選でトランプ氏に敗れたクリントン元国務長官の存在だ。

 知事選が投開票された7日、昨年の大統領選の際に民主党全国委員会(DNC)で暫定的に委員長を務めていたドナ・ブラジル氏が告発本を出版した。クリントン陣営が党としての選挙戦略を取り仕切るDNCを実質的に乗っ取り、不正が行われていたのではないかと疑う内容だ。

 ブラジル氏によると、クリントン氏に近いワッサーマンシュルツ下院議員がDNC委員長を務めていた2015年8月、DNCとクリントン陣営の間で秘密の合意を結び、多額の負債を抱えていたDNCのため資金集めをする代わりに、同陣営が党の財務、戦略、資金、人事の決定権を握るという内容だった。

 クリントン氏が民主党の候補指名を確実にするのは2016年6月で、サンダース上院議員らと指名争いをしている最中にクリントン陣営が党を私物化していたことになる。ワッサーマンシュルツ氏の党運営をめぐっては、クリントン氏に有利な討論会日程を組んでいるとの批判が出ていた。

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