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ASEAN首脳会議、北朝鮮の「深刻懸念」表明へ 南シナ海行動規範は来年3月協議開始

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ASEAN首脳会議、北朝鮮の「深刻懸念」表明へ 南シナ海行動規範は来年3月協議開始

ASEAN首脳会議のオープニングセッションに出席する各国首脳ら=13日、マニラ(AP) ASEAN首脳会議のオープニングセッションに出席する各国首脳ら=13日、マニラ(AP)

 【マニラ=吉村英輝、黒瀬悦成】東南アジア諸国連合(ASEAN)は13日、フィリピンのマニラで首脳会議を開いた。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮について「大量破壊兵器の開発」などに「深刻な懸念」を表明する議長声明を発表する見通し。一方、中国とも首脳会議を開き、一部加盟国が領有権で対立する南シナ海問題の解決に向けた「行動規範」の条文策定で正式合意した。

 産経新聞が入手したASEAN首脳会議の議長声明案では、北朝鮮による核や化学兵器の開発が「継続中」だとして、国連安全保障理事会決議の順守を強く求めた。

 ドゥテルテ大統領の報道官によると、会議では複数国からミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャの迫害問題への懸念が示され、参加したアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相が対応を説明した。

 中国ASEAN首脳会議では冒頭、中国の李克強首相が両者の友好関係を強調。共同声明案では、8月の外相会議で合意した、南シナ海の「行動規範」策定に向けた枠組みの公式協議入りを了承。ただ当初、ASEAN側が目指した法的拘束力への言及はない。協議開始は来年3月という。

 この日は米国とASEANの首脳会議も行われ、トランプ米大統領は冒頭、中国を念頭に「地域の諸国が強く、独立し、繁栄し、誰の衛星国ともならないことを望む」と強調した。ドゥテルテ氏は「米国の密接な関与を維持することがわれわれの利益となる」として「アジア重視」を促した。

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