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印、日米と協力深化へ インド太平洋戦略で一帯一路に対抗

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印、日米と協力深化へ インド太平洋戦略で一帯一路に対抗

10月下旬、ニューデリーで、インドのモディ首相(右)と握手を交わすティラーソン米国務長官(ロイター) 10月下旬、ニューデリーで、インドのモディ首相(右)と握手を交わすティラーソン米国務長官(ロイター)

 トランプ米大統領は10日、ベトナムでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)関連会合で、中国の一方的な海洋進出を念頭に安倍晋三首相と共有した「自由で開かれたインド太平洋」に向けた戦略を演説で明らかにする見通しだ。これは、戦略の要であるインドにとっても、歓迎すべき結果であるのは間違いない。インドは領土問題で、中国から軍事的な圧力を受け続け、中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に公然と異を唱えてきたからだ。民主主義の価値観の下で日米印の協力がいっそう深化しそうだ。

 戦略対話に前向き

 インド外務省報道官は先月27日の記者会見で、日印米豪4カ国が戦略対話の実現を図ることについて問われ、「わが国の利益を発展させ、立場を促進する問題において、インドは考え方が似た国々と協力するよう開かれている」と応じた。

 インド太平洋戦略はそもそも、日印間でも議論されてきた。安倍氏が2007年8月に訪印した際にインド国会で行った「2つの海の交わり」と題した演説で「太平洋とインド洋は、今や自由の海、繁栄の海として、1つのダイナミックな結合をもたらしている」と両国関係の重要性を訴えたことは、今もインド議員の記憶に残っている。

 昨年8月にケニアで開かれたアフリカ開発会議(TICADVI)で安倍氏はインド太平洋戦略を表明し、同年11月の安倍氏とモディ印首相の首脳会談では、モディ政権が取り組む東アジア重視政策「アクト・イースト」との相乗効果がうたわれた。

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