産経ニュース

【中国共産党大会】習近平氏、台湾へ統一攻勢強化へ 中台で際立つ認識格差

ニュース 国際

記事詳細

更新

【中国共産党大会】
習近平氏、台湾へ統一攻勢強化へ 中台で際立つ認識格差

25日、中国共産党の1中総会を終え、記者会見する習近平総書記の映像を映す北京市内の大型モニター(共同) 25日、中国共産党の1中総会を終え、記者会見する習近平総書記の映像を映す北京市内の大型モニター(共同)

 【北京=田中靖人】25日に新指導部を発足させた中国共産党の習近平総書記(国家主席)が、2期目の任期中に台湾統一に向けた攻勢を強めるとの見方が強まっている。台湾側は習氏への警戒感が薄く、中台の認識の差が際立っている。

 党大会開幕直前の16日、台湾紙・旺報は、習氏が2期目に「台湾を武力統一する可能性が高い」とする北京の研究所の見方を報じた。台湾で無名の同研究所の代表者は、習氏が「台湾統一という歴史的な任務達成」のため、2021年の共産党結党100年の前に武力行使に踏み切る可能性を強調した。

 中国情勢に詳しい日本の研究者は「(中国で対台湾政策を主管する)国務院台湾事務弁公室が書かせたものだ」と指摘する。台湾への圧力の一環として「統一に向けた時間割がある」と印象づけるためだという。

 習氏は党大会の政治報告で、「台湾問題の解決」を訴える部分を特にゆっくりと読み上げ、7度の拍手を浴びた。台湾事務弁公室は報告は「祖国統一の大事業を進める新理念」だとの“解説”を発表。「絶対に漸進的独立を座視しない」と民主進歩党の蔡英文総統を批判し、結党100年と49年の中華人民共和国建国100年を合わせた「『2つの100年』の目標実現に貢献する」と強調した。

続きを読む

「ニュース」のランキング