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【ロシア万華鏡】国営テレビはほとんど報道しない 100都市以上で爆破予告の謎

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【ロシア万華鏡】
国営テレビはほとんど報道しない 100都市以上で爆破予告の謎

爆破予告を受け、入店が禁じられたクレムリン近くの「グム百貨店」=9月13日、モスクワ(ロイター) 爆破予告を受け、入店が禁じられたクレムリン近くの「グム百貨店」=9月13日、モスクワ(ロイター)

 にも関わらず、いずれの事件でも当局は「爆発物は見つからなかった」との発表を繰り返している。事実、爆発が起きたケースは一度もないもようだ。

 犯人をめぐっても、明らかないたずら電話をかけた若者が拘束された例はあったが、ほぼすべてのケースで誰が、何の目的で電話をかけてきたのか分からないままだ。

犯人像は?

 犯人像をめぐり露メディアでは諸説が浮上している。

 (1)イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)のテロリストによるものとの説 →従来、ISが手がけてきたテロ事件と、今回の爆破予告事件は明らかに様子も手口も異なる。

 (2)露治安当局が全土で進める対テロ訓練との説 →同時期に行われたロシアとベラルーシによる合同軍事演習や、極東での中国との演習に関連し、対テロ訓練も行っているのではとの推測が浮上している。ただし、動機が不透明で確証はない。

 (3)ロシア社会の不安定化を狙った隣国ウクライナからのサイバー攻撃との説 →事件発生当初は、電話の発信源がウクライナからで、インターネット電話を使っているためには発信源が捕捉できないと指摘されていた。ただ、そのような報道は9月中旬以降はほとんど見受けられない。

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